ハワイアンキルトのことならどんなことでも -アンのハワイアンキルト-

アンのハワイアンキルト

私がハワイアンキルトを始めたきっかけは、10年前にマウイ島、ハナに訪れた時のことでした。ハナはマウイ島カフルイ空港からくねくね道を走る事約3時間。秘境の地『ヘブンリーハナ』と言われるほど、とても神秘的な素晴らしい場所です。そのハナには、ホテルハナマウイというホテルが佇んでいます。このホテルの客室にはテレビやラジオなどはなく、ハナの自然を楽しむというテーマで、都会の喧噪を離れ、ゆっくりと自然の中で、リラックスをというモットーを持っています。お部屋の中は、自然のオフホワイトやアイボリーなどの目に優しい色で統一されていました。その中でも、ひときわ私の目を引いたのは、ベッドに掛けてあった、ハワイアンキルトのベッドカバーだったのです。

写真:ホテル・ハナ・マウイのベッドカバー。写真は後にお友達からいただいた写真。今はホテルの内装が改装され、ハワイアンキルトのベッドカバーは部屋には置いていません。残念ですが。。。
色はオフホワイトにパステルグリーン。デザインまでは良く覚えていませんが、あまりにも素晴らしいベッドカバーには一目で恋に落ちました。本当に素敵な、素敵なハワイアンキルトだったのです。短い時間でしたか、ハワイアンキルトは私の心を占領してしまいました。ホノルルに戻り次第、ハワイアンキルトの先生を捜しました。そこから私のハワイアンキルトライフは始まったのです。

アメリカン・パッチワークキルトとの出会い

アメリカの高校留学時代に、初めてパッチワークキルトに出会い、その後は独学で、ベッドカバーやベビーキルトなどを手がけていましたが、ハワイアンキルトに出会ってからは、ほとんどハワイアンキルトの虜になってしまっています。伝統的ハワイアンキルトは無地の2色使い。伝統的なものは白地に赤、白地に青などのはっきりした色使いです。が、王族だけの使用が許されていたロイヤルカラーの黄と赤も、良く使われていたようです。コンテンポラリーなハワイアンキルトも素敵ですが、私はやはり伝統的な無地の2色を好んでいます。ハワイアンキルトのデザインの多くは、ハワイに咲いている花、植物の葉や実などです。昔は生き物をデザインにするのはタブーとされていたようですが、近年では海に住む動物やフラに使われるイプ、ウクレレなどのデザインも使われるようになりました。

私がハワイアンキルトを通して、皆さんにお届けしたいと思っていることがあります。たくさんの人々が、私のキルトを見ているだけで、心が和んで、優しくなれるような、そういうキルト作りを目指しています。私のキルトの目印として、愛がたくさん感じられるようにハート型のデザインをキルトのどこかに取り入れています。ハートの形を植物に見せたり、プカ(穴)をハート型にしてみたり、キルティングにハートを入れてみたりしています。永遠の愛のシンボル、ハートをキルトに入れる事で、皆さんが幸せになれればと願っています。

日本でハワイアンキルトを作ってる方へ、ハワイの風を十分に感じられるようなハワイアンキルト作りとそして新しいハワイの情報やキルト事情を私のウェブサイトでお知らせできたらと思っています。

ハワイアンキルトは私のライフワークです。これからも何十年、がんばっていきたいと思っています。皆さんも私とハワイアンキルトずっとずっと続けて行きましょうね!