ハワイアンキルトのことならどんなことでも -アンのハワイアンキルト-

本物のハワイアンキルトのある場所

ハワイに来ると至る所にハワイアンキルトを見る事ができます。ですが、すべてディスプレーしてあるハワイアンキルトが本物とは限りません。今、比較的安く、販売されているハワイアンキルトはフィリピン産なども多く、本物を見落としてしまう事が多いのです。
ここでは本物のハワイアンキルト、つまりハワイの地でハワイに住んでいるアンティーやキルターがハンドメイドで作り上げた作品を見ていただける場所を紹介いたしましょう。現代に製作されたキルトから宣教師の妻達が伝えたと言われる時期に作られたアンティークキルトまで、ハワイに来られる時には必ず見ていただくことをお勧めします。気持ちが込められたキルトを見るだけで、感動し、他では見られない作品に出会う事ができます。(以下のリストは2019年9月現在)

Iolani Palace<イオラニ宮殿>

1882年にカラカウア王によって建てられた宮殿。1893年にハワイ王国崩壊まではハワイ王国の中心だった。その後共和国の政治の中心になっていたが、1969年にハワイ州庁舎が建てられてからは、イオラニ宮殿の修復作業が始まり、1978年には博物館として一般公開が始まった。ツアーに参加者のみ、宮殿内に入ることができる。ガイドツアー、オーディオガイドツアーが開催されている。宮殿内では貴重なキルトを見ることができる。アン藤原は毎週火曜日の11時30分からの日本語ツアーのドーセントを担当している。

364 South King St.,  Honolulu, HI 96813
電話:522-0822
開館時間:午前10時から午後4時30分(火曜から日曜)
休館日:アメリカの祝日
入場料:変更することもあるので、ウェブサイトより確認してください。
https://www.iolanipalace.org

Bishop Museum <ビショップ博物館>

このミュージアムは1889年にチャールズ・ビショップ氏より妻のパウアヒ王女への追悼記念として建てられた。パウアヒ王妃はカメハメハ王家の最後の直系子孫にあたることより、建てられた当初は王家伝来の品々を展示されていたが、その後はハワイと太平洋地域に関する歴史資料や文化遺産を含む膨大なコレクションが納められている。ハワイアンキルトの始まりは宣教師の妻達がハワイの人々へ伝えたと言われている。その当時の王家の旗のアンティークキルトも展示されている。また王家の肖像画、カヒリ、家系などの展示もとても興味深い。

1525 Bernice St.,Honolulu, HI 96817
電話番号:847-8291
開館時間:午前9時から午後5時(月~日)
定休日:感謝祭、クリスマス
入場料:変更することもあるので、ウェブサイトより確認してください。
https://www.bishopmuseum.org

Mission Houses Museum <ミッションハウス博物館>

初めてハワイに宣教師が訪れ、キリスト教を布教した時に建てられたミッションハウス。昔は住居、作業場所にも使われていて、19世紀初頭のままを見学できる。また珊瑚で作られた建物は2年前に改修工事が終わったばかりの貴重な建造物である。ミッションハウスは日本語のツアーで説明を聞きながら、見学するのをお勧め。またメリーシーザーによるキルト教室も開催されている。毎年9月くらいにはハワイアンキルトの特別展示も開催されるので、要チェック。

553 South King Street,Honolulu, HI 96813
開館時間:午前10時から午後4時(火曜から土曜)
英語ツアー:ウェブサイトで確認してください。
日本語ツアー:現在ありません。
入場料:変更することもあるので、ウェブサイトより確認してください。
https://www.missionhouses.org/日本語/

Queen Emma's Summer Palace <クィーンエマのサマーパレス>

クィーンエマが大好きだった避暑地。エマのサマーパレスはパリハイウェイの静かな佇まいにひっそりと建っている。エマの使っていたコアのベッドには、アンティークのハワイアンキルトが飾られている。ここの倉庫にはたくさんのハワイアンキルトが既存され、そのキルトの洗濯などは年に1回行われているという。4歳で亡くなったアルバート王子の小さなベッドには、今でもローズのベビーキルトが掛けられている。コアの家具はイギリス王室と関わりが深かったハワイ王朝を物語っている。

913 Pali Highway,Honolulu, HI 96817
電話:595-6291
開館時間:午前9時から午後4時(月曜から土曜)午前10時から午後3時(日曜)
入場料:変更することもあるので、ウェブサイトより確認してください。

 http://daughtersofhawaii.org/2017/05/01/queen-emma-summer-palace/


Honolulu Academy of Arts <ホノルル美術館>

ホノルル美術館は大き過ぎず、フラッと立ち寄るにはちょうど良い美術館。小さいながら、有名なゴッホやモネなどの本物の絵を鑑賞できるのが嬉しい。またハワイアンキルトのかなり倉庫に入っており、数年に1回のハワイアンキルトの展示会の時のみに、一般公開される。美術館の中にあるバビリオン・カフェはローカルにも大人気で、ランチ時は予約しないと入れないほど。一つ上のハワイ旅行には必ず行っていただきたいスポットである。

900 South Beretania St.,Honolulu, HI 96814
電話:532-8700
開館時間:午前10時から午後4時30分(火曜から日曜)
休館日:アメリカの祝日
入場料:変更することもあるので、ウェブサイトより確認してください。

https://honolulumuseum.org/jpn/342-visit

Washington Place <ワシントン・プレイス>

ハワイ州知事公邸。リンダ・リングル知事からはワシントン・プレイスの同敷地内に建築された新しい公邸が使われている。1847年に完成したワシントン・ プレイスは最後の王妃、リリウオカラニが生活したり、最期を送った場所としても有名である。リリウオカラニ女王が使っていたコア製のグランドピアノも状態が良いまま保管されている。またリリウオカラニ女王が亡くなったベッドもそのまま飾られ、リリウオカラニ女王が大好きだったクラウンフラワーがデザインされた、カラマ作のハワイアンキルトが掛けられている。

320 South Beretania St. Honolulu, HI 96813
ツアーの連絡先:586-0248(英語のみ)

ワシントン・プレイス内のツアーは現在木曜日のみ行われているが、予約しないと参加はできない。日本語を話すガイドは数少ないが、聞いてみるのもいいかもしれない。ツアーは基本は無料だが、必ず寄付をすることをおすすめ。

http://www.washingtonplacefoundation.org